ロドリゴ・シウヴァ・デ・ゴエスは、現在レアル・マドリードに所属しているブラジル代表選手である。レアルの豪華な攻撃陣に名を連ね、その圧倒的なテクニックと勝負強さでクラブの成功に貢献している。この記事ではそんなロドリゴについて紹介していきたい。
基本情報・成績
生年月日 | 2001/01/09 |
国籍 | ブラジル |
身長 | 174cm |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
初期のキャリア
ロドリゴは、サンパウロ州オザスコ出身で、2011年に10歳でサントスFCのユースチームに入団した。2017年にはトップチームデビューを果たし、2018年にはコパ・リベルタドーレスでサントス最年少の出場記録を更新した。さらに、同大会で最年少ゴールも記録しており、その時点でブラジル国内でも注目される若手選手となった。
レアル・マドリードへの移籍
2019年、ロドリゴは約4500万ユーロの移籍金でレアル・マドリードに移籍した。移籍後、すぐにその才能を発揮し、同年9月にはリーグデビュー戦でゴールを決めた。さらに、チャンピオンズリーグでは18歳でハットトリックを達成し、クラブ史上でも若くして大きなインパクトを与えた選手である。レアル・マドリードでの活躍により、ロドリゴはラ・リーガ、UEFAチャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイなど、数々のタイトルを獲得している。
ブラジル代表キャリア
ロドリゴは2019年にブラジル代表デビューを果たし、以降、国際舞台でも存在感を示している。2022年のFIFAワールドカップに出場し、代表チームの中心選手として活躍している。また、2023年からはブラジル代表で伝統的な「10番」を背負い、さらにその存在感を高めているところだ。
プレースタイル
ここからはロドリゴのプレースタイルについて詳しく見ていきたい。彼のプレースタイルは、主にブラジル人らしい優れた技術と創造力によって形成されており、ドリブル、パス、フィニッシュいずれもハイレベルである。
ドリブル技術
ロドリゴのドリブル技術は、まさにブラジルサッカーの真髄を表している。彼は狭いスペースで相手ディフェンダーをかわす能力に長けており、低い重心と優れたアジリティを活かした素早い方向転換でディフェンスラインを突破する。特に1対1の局面では彼の技術が際立ち、相手ディフェンダーを容易に突破してチャンスを生み出すことができる。このドリブルスタイルは、レアル・マドリードの攻撃に創造性をもたらし、観客を魅了する要素でもある。
フィニッシュ能力
フィニッシュ能力も、ロドリゴの大きな武器である。彼はゴール前でのポジショニングに優れており、試合の重要な場面で冷静かつ正確に得点を決めることが可能だ。強力なシュートと繊細なフィニッシュの両方を使い分け、相手ゴールキーパーを圧倒する。この能力は特にチャンピオンズリーグなどのプレッシャーのかかる試合で発揮され、チームに多大な貢献をしている。
パスによるチャンスメイク
ロドリゴはただゴールを狙うだけでなく、チームとしての崩しの局面にも深く関与している。彼は正確なスルーパスやクロスを送り込むことができ、チームメイトとの連携プレーにも優れている。特に相手ディフェンスラインの裏を突くパスは鋭く、レアル・マドリードの攻撃をよりダイナミックにする要素となっている。また、狭いスペースでのパスワークも得意としており、チームの攻撃に多くのバリエーションをもたらすことのできる選手だ。
守備面での貢献
攻撃的なプレーヤーでありながら、ロドリゴは守備でも貢献している。特に高い位置でのプレスやボールを奪取する能力に優れており、チームが守備から攻撃へと切り替える際に重要な役割を担っている。この守備面での働きは、レアル・マドリードが全体的にコンパクトなチームとして機能するために不可欠なものであり、ロドリゴの総合的なサッカー知識と献身的なプレースタイルが表れている。
プレー動画
まとめ
ロドリゴは、ドリブル技術、フィニッシュ力、パス能力、そして守備面での貢献を兼ね備えた、現代サッカーを代表する選手の一人である。ブラジルのサッカー伝統に根ざした彼のプレースタイルは、レアル・マドリードの攻撃に多大な影響を与え、チームにとって非常に存在となっている。特にプレッシャーのかかる試合でのパフォーマンスは、彼がいかに重要な選手であるかを物語っており、今後もチームの成功に貢献し続けるだろう。